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写経を始めようと思ったとき、最初に迷うのが道具選びです。写経セットを検索すると、安いものから高いものまで、種類がたくさん出てきてどれを選べばいいかわからない。
私も最初はそうでした。結局「とにかく安いものから」と1,000円台のセットを買って始めたのですが、今思えばあの選択は正解でした。高い道具を買ってやめてしまうより、まず書いてみることのほうが大切だから。
この記事では、写経セットの選び方と、初心者の方に自信を持っておすすめできる3点を厳選してご紹介します。どれも楽天で購入可能で、1,000〜1,500円台から始められます。
(※価格は執筆時点ですので公式サイトにてご確認ください。)

- 写経セットを選ぶときの4つのポイント
- 初心者におすすめの写経セット3選
- タイプ別の選び方(なぞり書き・筆ペン・サインペン)
- セットを買った後に追加で揃えるべきもの
写経セットを選ぶときの4つのポイント
写経セットはどれも似て見えますが、内容を見ると違うものもあります。後悔しない選び方のポイントを整理します。
① なぞり書き用紙が入っているか
写経用紙には大きく2種類あります。
- なぞり書き用紙:初めから般若心経が薄く印刷してあり、その上からなぞるタイプ。この1枚だけで完結。
- 罫線入り用紙:罫線のみの白紙で、「お手本」と合わせて使うタイプ。
- やり方①下にお手本を敷き、その上に罫線用紙。文字を透かしてなぞり書きするスタイル
- やり方②横にお手本を置き、空の罫線用紙に自分の力で書いていく見写しスタイル。
はじめての初心者にはなぞり書き用紙が絶対おすすめです。
字の上手い下手に関係なく、お経の流れを追いながら書けるので、初めての一枚でも書き終えた達成感が出やすい。無心になりやすいです。
罫線のみの用紙で最初から自分の字で書こうとすると、どこを書いているかわからなくなってしまいます。難しいと続かなくなってしまいますので。
② 筆記具の種類を確認する
筆ペン・サインペン・毛筆など、セットによって付属の筆記具が違います。
| 筆記具 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 筆ペン(毛筆タイプ) | 毛筆に近い書き味。線に強弱が出る | ほとんどの初心者に◎ |
| 筆風サインペン | ペン感覚で書ける。インクが安定 | 筆ペンが苦手で、ペン感覚で始めたい方 子供が取り組む場合 |
| 毛筆+硯(すずり) | 本格的な書き味 | 書道経験がある方 ステップアップ希望 |
初めての方には筆ペンが一番扱いやすいと思います。ただ「ペン感覚で始めたい」「筆ペンは慣れなくて難しそう」という方には、筆風サインペン付きのセットも選択肢になります。
③ 用紙の枚数を確認する
セットに含まれる写経用紙の枚数は、商品によって3〜20枚以上と差があります。最初は3〜5枚程度あれば十分です。続けると判断してから、用紙を買い足せばいいです。枚数が多すぎるセットは、その分値段も上がります。
④ 価格は1,000〜2,000円の範囲で選ぶ
続けられるかどうかわからない段階で高価なセットを買う必要はありません。1,000〜1,500円のセットで十分に写経の体験ができます。「続けよう」と思ったときに、本格的な道具にステップアップすればいいです。逆に、あまりに安すぎる用紙は墨がにじみやすかったりするので、極端に安いものは避けたほうが無難だと思います。
初心者向け写経セットおすすめ3選
上記のポイントをもとに、実際に評価数が多く信頼できる商品を3点厳選しました。
【第1位・最推薦】筆ペン+なぞり書き用紙付きセット|約1,500円
西文明堂 / 筆ペン・写経用紙・お手本・なぞり書き用紙 セット
- 筆ペン:呉竹「美文字筆ぺん 毛筆中字」1本
- かんたん写経用紙(罫線のみ)7枚+お手本
- なぞり書き写経用紙(お手本印刷済み)10枚
- なぞり書き用紙
初心者に最もおすすめのセットです。なぞり書き用紙10枚と罫線のみの用紙7枚、2種類の写経用紙が入っているのが最大の特徴。印刷済みなぞり書きで手を慣らして、罫線用紙で自力書き(お手本を下に敷くor横におく)へという段階的な練習が1セットで完結します。
筆ペンは呉竹の「美文字筆ぺん 毛筆中字」。写経向きの太さで、初心者でも扱いやすい毛筆タイプです。
「まず写経を始めてみたい」という方には、このセット一択だと思っています。道具について迷う時間ももったいないので、これを買って1枚書いてみてください。
【第2位・お試しに】筆ペン+写経用紙セット|約1,000円
西文明堂 / 筆ペン・写経用紙・お手本 セット
- 筆ペン:呉竹「美文字筆ぺん 毛筆中字」1本(第1位と同じ筆ペン)
- かんたん写経用紙(罫線のみ)7枚+お手本
なぞり書き用紙(最初から薄くお手本が印刷してある紙)は付いておらず、お手本を下に敷きながら(もしくは横にお手本を置きながら)罫線用紙に書いていくタイプです。
実は第1位と内容を比べると、筆ペンも写経用紙もまったく同じものが入っていて、差は「印刷済みなぞり書き用紙10枚があるかどうか」だけ。500円追加でなぞり書き練習が10枚分付いてくると考えると、よほど予算を抑えたい方でない限り、第1位のほうがコスパは良いと思います。
このセットは「書道経験があってなぞり書きは不要」「とにかく500円でも安くしたい」という方向け、と考えてもらうと選びやすいです。
【第3位・筆ペンが苦手な方に】筆風サインペン+テキスト付きセット|約1,260円
弘梅堂 / 筆風サインペン・写経用紙・お手本・写経テキスト(現代語訳付き)セット
- 筆風サインペン:呉竹「筆ごこち」1本
- 写経用紙 7枚+お手本
- 写経テキスト:墨運堂『写経』1冊(写経用具の説明・般若心経の読み方・現代語訳を収録)
他の2つと一番違うのは、「筆風サインペン」と「般若心経のテキスト」が入っている点です。
筆記具は呉竹の「筆ごこち」。一般的な毛筆タイプの筆ペンではなく、筆風のペン先を持つサインペンで、インクの出方がより安定していて普通のペン感覚で書けます。「筆ペンを使ったことがない」「インクの出方が怖い」「小学生の子供がやる」といった方には、こちらのほうが書きやすい可能性があります。
付属の写経テキストは墨運堂の『写経』という小冊子で、写経用具の説明から般若心経の読み方・現代語訳まで収録されています。「書きながら少し意味も知りたい」という方には嬉しい内容ですね。
筆ペンが苦手な方・意味も知りたい方に【弘梅堂】
筆風サインペン付きで書きやすく、般若心経の現代語訳テキスト付き。写経の意味も知りながら始めたい方におすすめです。1260円。
写経セットを楽天で見てみる →3つの比較まとめ
| 西文明堂写経セット 第1位(約1,500円) | 西文明堂写経セット 第2位(約1,000円) | 弘梅堂写経セット 第3位(約1,260円) | |
|---|---|---|---|
| 筆記具 | 筆ペン | 筆ペン | 筆風サインペン |
| なぞり書き用紙 | ✓ あり | ✗ なし | ✗ なし |
| お手本 | ✓ あり | ✓ あり | ✓ あり |
| テキスト(意味解説) | ✗ なし | ✗ なし | ✓ あり |
| こんな方に | 迷ったらこれ 公式サイト | とにかく安く試したい 公式サイト | 筆ペン苦手・意味も知りたい 公式サイト |
迷ったら第1位のなぞり書き用紙付きを選んでください。初めて写経をする方の大半には、このセットが一番合っていると思います。
【本格派・長期継続向け】写経専用の本格書道セットも選択肢に
写経を続けていくうちに「もっと本格的な道具で書きたい」と思う時期が来ます。そのタイミングで検討してほしいのが、写経専用の本格セットです。
写経は本来、小筆と墨で書くもの。筆ペンとは別の書き味があり、硯で墨をすりながら気持ちを整える時間も写経の一部になります。「続けることが確信できた」「ちゃんとした道具で書きたい」という方には、本格セットへのステップアップをおすすめします。
写経セット 空(KUU)|菊屋
名古屋の老舗・菊屋さんの写経専用本格セットです。菊屋は寛文12年(1672年)創業、350年以上続く文房四宝(筆・墨・硯・紙)の専門店。現在の店主・菊屋吉左衛門(16代目)が、これから写経を始める方のために道具をひとつひとつ厳選して組んだのがこのセットです。
- 筆:菊屋オリジナル写経筆「まほらま(大)」(イタチ毛・上毛羊毛の混毛筆)
- 墨:墨運堂「玉芙蓉」0.5丁型(奈良の老舗・文化2年/1805年創業の製墨メーカー)
- 硯:天然石「角上石」三五度サイズ
- 硯箱:木製(黒)
- 水滴・筆置き:青磁陶器製
- 文鎮:ニッケル製2本組(錆びにくく丈夫)
- 写経用紙:お手本付き20枚入り(272×468mm)
- 専用下敷:320×500×1mm厚のフェルト素材
価格は11,500円(送料無料)。筆ペンの3セットとは1桁違う価格帯ですが、筆・墨・硯・紙のすべてが老舗ブランドや天然素材で揃っていて、「一度買ったら長く使える」道具が手元に残ります。
墨を磨るところから始める本格的な写経は、筆ペンで書くのとは時間の流れ方が違います。青磁の水滴で硯に少しずつ水を垂らし、墨を磨る時間そのものが、もう写経の入口。筆ペンで写経に慣れてきた方が「次のステップ」として選ぶのにちょうどいいセットです。
一式が硯箱にコンパクトにまとまっているので、ご両親や祖父母へのプレゼントとしても選ばれています(敬老の日・誕生日・長寿祝いなど)。
セットを買った後に追加で揃えると便利なもの
さきほど紹介した初心者向けの3セットはいずれも必要最低限の道具が揃っていますが、あると写経がしやすくなるものを2つだけ紹介します。
下敷き
机の硬い面に直接置くと、紙が滑りやすく筆が安定しません。書道用の下敷き(フェルト素材のもの)を1枚敷くだけで、書き心地がかなり変わります。100円ショップやホームセンターでも購入できます。
文鎮(ぶんちん)
用紙が動かないように押さえるおもりです。なくても書けますが、あると両手が自由になって集中しやすくなります。書道用の文鎮でなくても、小さくて重いものなら代用できます。
よくある質問
写経セットはどこで買えますか?
楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングなどのネット通販のほか、文房具店・書道用品店・仏具店でも取り扱っています。大型の書店やロフト・東急ハンズにも置いてあることがあります。ただし店頭だと品揃えが限られることが多いので、ネット通販のほうが比較しやすいです。
100均の写経セットはどうですか?
ダイソーなどで写経練習帳や写経用紙が販売されています。入門として試してみる分にはいいと思いますが、用紙の質(にじみやすさなど)は1,000円台の専用用紙より劣ることが多いようです。私は、使ったことがありません。「まず雰囲気を掴みたい」なら100均でも問題ないですが、続けるつもりなら最初からちゃんとした用紙を使うほうがストレスが少ないのかなと思います。
用紙がなくなったら買い足せますか?
はい、写経用紙は単体でも購入できます。上記セットと同じ店舗(西文明堂・弘梅堂)でも用紙だけの販売があります。まとめ買いするより、まずセットで始めて、続けると確信してから買い足すのがおすすめです。
プレゼントにも使えますか?
使えます。年配の親御さんや祖父母へのプレゼントとして写経セットを贈る方も多いです。「脳トレに」「静かな趣味として」というきっかけとして自然に渡せます。第3位のテキスト付きセットは、写経をまったく知らない方への入門として特に向いていますね。
まとめ
写経セットの選び方と、おすすめ3選をまとめました。
迷ったらなぞり書き用紙付きの1,500円セットを選んでください。第2位の1,000円セットとは、筆ペンも写経用紙も同じもので、差はなぞり書き用紙10枚分だけ。500円の違いで、初心者が最初の一歩を踏み出しやすい構成になります。
初めての一枚が一番大切で、書き終えた後の達成感が続けるモチベーションになります。道具選びに時間をかけすぎず、まず書いてみることが一番です。