※記事内にプロモーションが含まれています。

写経を始めようと思って筆ペンを買いに行くと、種類が多くてどれを選べばいいか迷いますよね。
私も最初、「とりあえず筆ペンっぽいものを」と中字タイプを買って、般若心経の細かい文字を書こうとしたら線が太すぎて全然書けなかった、という経験があります。写経用の筆ペンは、普通の筆ペンとは選び方が少し違います。
子供の頃から習字教室に通っていた経験をもとに、写経に向く筆ペンの選び方と、楽天で実際に買えるおすすめを紹介します。
- 写経の筆ペン選びで最初に確認すべき3つのポイント
- 呉竹・ぺんてる・あかしやの違い
- 楽天で買えるおすすめ筆ペン5選(写経専用品含む)
- 筆ペンが苦手な方への代替選択肢
写経の筆ペン選びで最初に知っておくこと
写経には「極細」が必要な理由
般若心経の文字数は276文字。それを例えば縦26〜27cm×横39cm程度の用紙に収めるので、1文字あたりのスペースはかなり小さくなります。中字や太字の筆ペンでは線が太くなりすぎて、文字がつぶれてしまうことが多いです。
写経用の筆ペンは、迷わず「極細」か「細字」もしくは「写経用」と書かれたものを選んでください。これが大前提です。
顔料インクと染料インク、どちらがいい?
筆ペンのインクには顔料系と染料系があります。写経には顔料系が向いています。
顔料系は乾いたあとに水でにじまないので、完成した写経を保管したり、お寺に奉納したりするときに安心です。染料系は書き味がなめらかで発色がきれいな反面、乾いたあとでも湿気や水分でにじむことがある。写経を大切に扱いたいなら、顔料系を選んでおくのが無難です。
使い切りタイプとカートリッジ交換タイプ
筆ペンには、インクがなくなったら本体ごと捨てる使い切りタイプと、カートリッジを交換して長く使えるタイプがあります。
写経を習慣にするつもりなら、カートリッジ交換タイプの方が経済的ではあります。毎回本体を買い直すより、カートリッジだけ補充する方がコストは抑えられます。まず試してみたいなら使い切りタイプから、続けるつもりなら最初からカートリッジ式を選ぶのもありです。
ただ、気に入った使い切りタイプを何本も購入される方もいて、それぞれの好みですね。
初心者が確認したい3つのポイント
① 穂先は「極細」か「細字」もしくは「写経用」
商品名や説明に「極細」「写経用」「細字」と書かれているものを選びます。「中字」「太字」は写経には向きません。お店で並んでいるとサイズが紛らわしいことがあるので、買うときはよく確認してください。
② インクは顔料系かどうか
商品説明に「顔料インク」「顔料インキ」「水性顔料」と書いてあるものを選びます。記載がない、または「染料インク」と書いてある場合は、奉納目的には向きません。自宅での練習メインなら染料でも問題ないですが、迷ったら顔料を選ぶのが安心です。見分けがつかなければ写経用の筆ペンを購入するとまちがいはありません。
③ 穂先の硬さ・均一性
筆ペンの穂先には、力加減で線の太さが大きく変わるものと、均一な太さで書けるものがあります。習字の経験がある方はある程度力加減が身についているので前者でも書けますが、筆ペン自体に慣れていない方は均一に線が出るタイプの方が書きやすいです。このあたりも、好みが分かれます。
呉竹の筆ペンや写経用かぶらは均一な線が出やすい設計で、初心者に向いているかなと思います。
写経の筆ペンおすすめ5選
① 呉竹「くれ竹写経用筆ペン かぶら90号」まず試すなら308円のこれ
こんな方に:とにかく安く試したい / 写経専用品をまず使ってみたい / 複数本まとめて手元に置いておきたい
写経専用設計の筆ペンで、楽天ランキング4冠を獲得している実績品。308円(+送料300円)という価格で写経専用品が手に入るのはかなりコスパが良いです。
「止め跳ね払いが美しく書ける」という利用者が多く、写経用に設計されているだけあって穂先が細かな文字に向いた仕様です。使い切りタイプなので、インクがなくなったら買い直します。まとめ買いしておくのがおすすめ。
初心者〜中級〜上級者まで使えるバランスの良い筆ペンだと思います。
② 呉竹「万年毛筆写経用 85号+スペアインキ2本付」続けるつもりならこちらもあり
こんな方に:写経を習慣にしたい / コスパ良く長く使いたい / 本格的な書き心地を求めている
写経専用の万年毛筆で、スペアインキ2本付の990円(+送料300円)の商品です。こちらも楽天ランキング8冠達成の実績品で、カートリッジ交換式なので、本体を長く使い続けることができます。
もちろん水性顔料インクで奉納にも対応。「本格的な毛筆で、繊細な細字が思いのまま」と謳われているように、写経の楷書に求められる細かな筆遣いに対応した穂先です。写経が習慣になってきた段階で、①から乗り換える選択肢としても向いています。
③ ぺんてる「ぺんてる筆 極細 顔料 XFP5F」しなやかな書き心地が好みの方に
こんな方に:ぺんてるの書き心地が好き / 線に表情を出したい / 筆文字らしい濃淡が欲しい
299円(+送料250円)・顔料インク。ぺんてる筆は穂先にほどよいコシがあり、筆圧によって線の太さが変わる書き心地が特徴です。力を抜けば細く、少し押せば太くなる。写経の楷書を丁寧に書きたい方や、習字の経験がある方には、この表情のある線が心地よく感じられると思います。
力を抜けば細く、少し押せば太くなる。写経の楷書を丁寧に書きたい方や、習字の経験がある方には、この表情のある線が心地よく感じられると思います。
呉竹との一番の違いは穂先の柔らかさ。呉竹は均一な線が出やすい設計、ぺんてるは筆らしい強弱が出やすい設計。好みが分かれるところなので、ためしたい方は実際に文具店で試し書きしてから選ぶのが理想的です。
④ あかしや「極細毛筆 彩 墨色」奈良筆の老舗メーカーが作る本格派
こんな方に:道具にもこだわりたい / 見た目も和の雰囲気にしたい / 使い切りでいい
327円(+送料285円)・使い切りタイプ。奈良筆の老舗メーカー「あかしや」が作る本格的な極細毛筆で、穂の太さわずか2mm径。穂先は弾力のある人造毛(特殊せんい)を、筆職人が1本ずつ手造りで仕上げています。
「彩(さい)」シリーズは日本の伝統色をラインナップしており、「墨色(すみいろ)」はその中の定番の黒。写経・手紙・絵手紙・かな文字など幅広く使える汎用性が特徴です。「面想筆のような繊細なタッチ」と公式が謳う書き味は、呉竹やぺんてるとはまた違った独特の表情があります。
⑤ 呉竹「筆ごこち LS1-10S」筆ペンが苦手な方の入門に
こんな方に:筆ペンを使ったことがない / まず字を書くことに慣れたい / 220円で気軽に試したい
厳密には「筆風サインペン」で筆ペンとは別カテゴリですが、220円(+送料250円)という価格と扱いやすさから、最初の一本として選ぶ方が多い商品です。水性顔料インクなので奉納にも対応可能。穂先がサインペンに近い構造なので、筆ペン特有の「力加減でインクが出すぎる」という問題が起きにくいです。
ボールペンのような感覚で扱うことができるため、入門向けです。
「写経らしい筆遣い」にはなりませんが、まず文字を書くことに慣れる段階として使うには向いています。慣れてきたら①②への移行を検討してください。
呉竹 vs ぺんてる、正直どちらがいい?
この2メーカーで迷っている方が多いかもしれないので、比較してみました。
| 呉竹(写経用かぶら・完美王系など) | ぺんてる筆 極細 | |
|---|---|---|
| 穂先の特徴 | 均一な線が出やすい | 筆圧で強弱が出る |
| インク | 顔料(耐水性あり) | 顔料(耐水性あり) |
| 初心者向き | ◎ | ○ |
| 習字経験者向き | ○ | ◎ |
| 写経専用品あり | あり | なし |
正直なところ、初心者には呉竹の写経専用品(①か②)を推します。均一な線が出やすいので、筆ペンの力加減に慣れていなくても字が安定しやすい。習字をやっていた方なら、ぺんてるの筆らしい表情のある書き心地が合うかもしれません。
どちらも顔料インクで奉納対応なので、書き心地の好みで選んでOKです。
写経用紙との相性も確認しておくと安心
筆ペンは紙との相性で書き心地が変わります。にじみやすい薄い紙では、顔料インクでも書きにくくなることがあります。
写経用紙の選び方については別記事でまとめています。筆ペンに向いている用紙・向いていない用紙も解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
よくある質問
中字の筆ペンでも写経できますか?
書けないことはないですが、般若心経の小さな文字には線が太すぎて書きにくいです。特になぞり書きタイプの用紙を使う場合、枠に文字が収まらなくなります。写経には極細か写経用と記載のあるものを使うのが無難です。
スペアインキはどこで買えますか?
呉竹の万年毛筆用スペアインキは、文具店・書道用品店・楽天・Amazonで購入できます。型番を確認してから購入してください。写経用85号の場合は対応のスペアインキが決まっています。
筆ペンで書いた写経はお寺に奉納できますか?
奉納できます。毛筆でなければならないという決まりはなく、筆ペンで書いた写経を受け付けているお寺がほとんどです。奉納を検討している場合は、念のため訪問予定のお寺に事前確認するのをおすすめします。
まとめ:迷ったら写経専用品から始めるのが正解
写経の筆ペン選びで押さえるポイントは3つ。穂先が極細か写経用であること、インクが顔料系であること、そして続けるつもりならカートリッジ交換タイプを選ぶこと。
初めての方には呉竹の写経専用かぶら90号(308円)がおすすめですね。安価で試せて、写経専用に設計されているので書きやすい。気に入ったら万年毛筆85号への移行を検討してみてください。
道具が揃ったら、次は写経のやり方が気になってくると思います。→ 写経とは?初心者向け完全ガイドもあわせてどうぞ。