【鎌倉】写経体験ができるお寺5選|予約・料金・エリア別まとめ

記事内にプロモーションが含まれています。

鎌倉の禅寺のイメージ

鎌倉は禅宗の聖地です。日本最初の禅宗専門道場として建てられた建長寺を筆頭に、鎌倉五山の禅寺が集まるこの地で写経を体験することは、東京や京都とはまた違う特別な意味があります。

この記事では、鎌倉で写経体験ができるお寺を5か所、予約の要否・料金・エリア・旅の動線を整理して紹介します。日帰り観光に組み込む時間の目安も合わせてお伝えします。

掲載情報について

掲載の料金・受付時間・開催日程は執筆時点の情報です。行事・法要等の都合で変更・休止になる場合がありますので、訪問前に各お寺の公式サイトなどでご確認ください。

目次

鎌倉で写経体験を選ぶときの3つのポイント

① 北鎌倉エリアか鎌倉・長谷エリアか、動線で選ぶ

鎌倉の観光エリアは大きく「北鎌倉エリア」「鎌倉駅・長谷エリア」の2つに分かれます。

円覚寺・建長寺は「北鎌倉駅」周辺長谷寺・妙本寺・光明寺は「鎌倉駅」周辺から向かうのがスムーズです。どちらのエリアを観光するかに合わせてお寺を選ぶと、移動の無駄がありません。

② 禅宗と日蓮宗——書くお経が違う

鎌倉の写経スポットは、禅宗(建長寺・円覚寺)と日蓮宗(妙本寺・光明寺)に分かれます。禅宗では般若心経や延命十句観音経、日蓮宗では法華経を書くことが多く、書くお経の種類が異なります。どちらでも構いませんが、知っておくと選びやすいです。初心者には、写経用紙が充実している般若心経・延命十句観音経のほうが始めやすい傾向があります。

③ 日帰り観光に組み込む時間の目安

般若心経1巻で約60分延命十句観音経で約20分が目安です。観光スケジュールに組み込む場合は、午前中に写経→午後は観光という流れが最もスムーズです。写経は受付終了が15:00前後のお寺が多いので、午後から写経を始めるのは時間に余裕がなくなりやすいです。

【北鎌倉エリア】北鎌倉駅から行ける2か所

写経体験をするイメージ

① 円覚寺——鎌倉五山第二位、北鎌倉駅すぐ・1日2回開催

北鎌倉駅を降りて道を渡ればすぐ目の前に総門が現れる円覚寺。鎌倉五山第二位の臨済宗の大本山で、1282年に北条時宗が蒙古襲来の戦死者を弔うために創建した由緒あるお寺です。夏目漱石や島崎藤村も参禅したことで知られています。

写経会は①10:00〜11:30、②13:00〜14:30の時間帯で随時受付(予約不要)。ただし日によって開催時間が変わる、または休会となる日もあるため、訪問前に必ず公式サイトの日程カレンダーで確認してください。会場は大方丈または蔵六庵です。

写経するお経は円覚寺派管長・横田南嶺老師が浄写された延命十句観音経(42文字)のお手本に沿って書きます。平均40分ほどで書き終わります。

筆・筆ペン・硯・水差し・下敷きなど写経に必要な道具はお寺が用意しており、手ぶらで参加できます。スタンプカード「お写経の栞」に押印してもらえる制度もあります。悪天候や行事の都合で休会になることがあるので、訪問前に公式サイトのカレンダーで確認してください。

料金1,500円(納経料込み、別途拝観料 500円)
受付時間①10:00〜11:30 ②13:00〜14:30(随時)
予約不要(公式サイト日程カレンダーで開催を確認)
お経延命十句観音経(42文字・平均40分)
持ち物不要(筆・筆ペン貸し出しあり)
住所神奈川県鎌倉市山ノ内409
アクセスJR横須賀線 北鎌倉駅より徒歩約1〜2分(駅を出てすぐ)
公式サイトengakuji.or.jp/zazen/

② 建長寺——鎌倉五山第一位、日本最古の禅寺で

鎌倉五山の第一位にして、日本最古の禅寺とされる建長寺。1253年の開創で、境内全体が国の史跡に指定されています。「けんちん汁」発祥の地としても知られ、三門・仏殿・方丈が一直線に並ぶ伽藍の格式は、鎌倉の禅寺の中でも別格です。

写経会は毎日9:00〜15:00(最終入場)で予約不要です。般若心経(約60分)または延命十句観音経(約20分)を選べます。書き終えた写経は持ち帰ることも、お寺へ納経することも可能です。写経会場は建長寺方丈(変更の場合あり)です。

北鎌倉駅から徒歩約10分と、円覚寺より少し歩きますが、途中の参道の雰囲気も楽しみながら向かえます。

料金写経志納金 1,000円(別途拝観料 500円)
受付時間9:00〜15:00入場まで(随時)
予約不要
お経般若心経(約60分)または延命十句観音経(約20分)
持ち物不要(道具一式あり)
住所神奈川県鎌倉市山ノ内8
アクセスJR横須賀線 北鎌倉駅より徒歩約10分
公式サイトkenchoji.com/shakyo/

【鎌倉駅・長谷エリア】観光と組み合わせやすい3か所

③ 長谷寺——鎌倉大仏の近く、毎日受付・写仏も選べる

江ノ島電鉄・長谷駅から徒歩5分、鎌倉大仏(高徳院)の近くに位置する長谷寺。「鎌倉の西方極楽浄土」とも称される美しい庭園と、高台からの鎌倉の海の眺めで知られる人気スポットです。

写経・写仏は毎日受付(9:00〜13:00)で予約不要。書院に隣接した写経会場は日本庭園に面しており、窓の外の緑を眺めながら筆を運べます。般若心経・延命十句観音経・写仏の3種類から選べるので、時間や好みに合わせて選択できます。

写仏は細部まで丁寧に描くと3時間以上かかる場合もあるので、時間に余裕をもって来山してください。なお10名以上のグループは事前予約が必要です(土日祝および毎月18日は予約不可)。

料金各1,200円(般若心経・延命十句観音経・写仏)別途拝観料 400円
受付時間9:00〜13:00(随時)
予約不要(個人)/10名以上は要予約
お経般若心経 / 延命十句観音経 / 写仏(写仏は3時間以上かかる場合あり)
持ち物不要(道具一式あり)
住所神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
アクセス江ノ島電鉄 長谷駅より徒歩5分
公式サイトhasedera.jp/sutra-and-goshuin/sutra/

④ 妙本寺——要予約・お香の書院で法華経を書く

鎌倉駅東口から徒歩約10分、比企谷(ひきがやつ)と呼ばれる緑豊かな谷戸にひっそりとたたずむ日蓮宗の霊跡本山です。1260年の創建で、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地としても知られています。

写経はお香の香りがただよう書院の一室で行われます。静かな谷戸の中、筆の音だけが聞こえる空間は、都心や観光地の喧騒とは一線を画す静寂があります。ここで書く法華経(ほけきょう)は、他の写経体験とは異なる宗派の深みが感じられます。

ただし完全予約制です。当日の飛び込みは受け付けていないので、必ず事前に電話またはWebフォームから連絡が必要です。

料金納経料 2,000円(拝観料なし・境内志納)
受付時間10:00〜15:00(行事日除く)
予約要予約(電話 またはWebフォーム)
お経法華経
持ち物不要(道具一式あり)
住所神奈川県鎌倉市大町1-15-1
アクセスJR・江ノ電 鎌倉駅東口より徒歩約10分
公式サイトmyohonji.or.jp/shakyo/

⑤ 光明寺——毎月第2水曜・海に近い浄土宗の大本山

鎌倉駅からバスで約10分、材木座海岸の近くに位置する浄土宗の大本山・光明寺。「大殿」と呼ばれる本堂は関東最大級の木造建築で、境内のスケールと静けさは他の写経スポットと一線を画します。

写経会は毎月第2水曜日(7月は第一水曜日)の開催です。受付10:00〜10:30、法話10:30〜11:00、写経11:00〜12:00という流れで、より儀式的な写経体験ができます。写経するのは『阿弥陀経』等。小筆の持参が推奨ですが、会場での貸出・購入も可能です。持ち物の準備や日程の調整が必要なため、初めての方は他のお寺から始めるほうが無難です。

「法話を聞いてから写経したい」「定期的に鎌倉に来て続けたい」という方や、地元在住で月1回の写経会に参加したい方に向いています。

料金写経冥加料 1,500円
開催日毎月第2水曜日(7月は第一水曜日)/受付10:00〜10:30、法話10:30〜11:00、写経11:00〜12:00
予約不要
お経『阿弥陀経』等
持ち物小筆(会場での貸出・購入も可)/用具・用紙は用意あり
住所神奈川県鎌倉市材木座6-17-19
アクセス鎌倉駅東口バス7番乗り場から小坪経由「逗子駅」行き約10分、「光明寺前」下車徒歩1分 / 鎌倉駅から徒歩約25分
公式サイトkomyoji-kamakura.or.jp

結局どのお寺から行けばいい?——蓮見あおいの推薦

鎌倉で初めての写経体験をする方で、どこにするか迷われている方にお伝えします。

北鎌倉を観光するなら「円覚寺」、鎌倉・長谷を観光するなら「長谷寺」から始めてみてください。

円覚寺建長寺長谷寺
エリア北鎌倉北鎌倉長谷
予約不要不要不要
料金(写経のみ)1,500円1,000円1,200円
お経の種類延命十句観音経(42文字)般若心経 or 延命十句観音経3種類から選択可
アクセス北鎌倉駅すぐ北鎌倉駅から10分長谷駅から5分
こんな方に手軽に始めたい・短時間で禅の本場で格式を感じたい庭を見ながらゆっくりと

円覚寺は北鎌倉駅を降りてすぐで、短い延命十句観音経(42文字・40分〜)から始められるので、時間が限られている観光客にも一番入りやすいお寺です。

「禅の本場・鎌倉五山第一位で書きたい」という方は建長寺を、「美しい庭を眺めながら長谷の雰囲気を楽しみたい」という方は長谷寺を選んでください。

日帰り観光に組み込む——エリア別おすすめルート

鎌倉の大仏

北鎌倉コース——円覚寺・建長寺 × 鎌倉散策

「北鎌倉駅」に降り、まず円覚寺で午前の写経会(10:00〜11:30)に参加(※開催日かどうか必ずカレンダー確認)。書き終えたら円覚寺の境内を散策してから、建長寺へ徒歩で向かいます(約10分)。建長寺の伽藍を拝観した後、さらに南へ歩けば鶴岡八幡宮小町通りへと続く観光コースができあがります。

鎌倉・長谷コース——長谷寺 × 高徳院(鎌倉大仏)

江ノ電で「長谷駅」へ。午前中に長谷寺で写経体験(1時間)、その後すぐ近くの高徳院(鎌倉大仏)を参拝するコースが組みやすいです。大仏を見てから写経で心を静める、という流れも悪くないですね。長谷の商店街でランチを楽しんでから鎌倉駅方面に戻るのも自然なコースです。

よくある質問

鎌倉の写経体験はいつが混みますか?

紅葉シーズン(11月下旬〜12月上旬)と桜の季節(3〜4月)が最も混みます。特に長谷寺はこの時期に入山待ちになることがあります。写経体験自体は座席数が限られているため、繁忙期は早めに来山するか、平日を選ぶのが安心です。

子どもも参加できますか?

お寺によって異なります。長谷寺は写仏など子どもでも取り組みやすいものがあります。小学生未満のお子さんを連れての参加は、事前に各お寺に確認することをおすすめします。

外国人の友人と一緒に参加できますか?

可能です。鎌倉は外国人観光客が多く、建長寺・長谷寺では英語案内がある場合もあります。写経は文字をなぞる形式なので、言葉の壁が比較的低い体験です。

鎌倉は雨でも写経体験できますか?

屋内での体験なので雨でも問題ありません。むしろ雨の日は観光客が少なく、静かな雰囲気の中で集中できます。ただし円覚寺は悪天候の場合に休会になることがあるので、事前に公式サイトのカレンダーで確認してください。

まとめ

鎌倉の写経体験スポット5か所を紹介しました。

  • 北鎌倉で手軽に → 円覚寺(北鎌倉駅すぐ・予約不要・短いお経から可)
  • 禅の格式の中で → 建長寺(鎌倉五山第一位・予約不要)
  • 長谷・大仏と合わせて → 長谷寺(庭が美しい・3種類から選択可)
  • 静かな谷戸で法華経を → 妙本寺(要予約・お香の書院)
  • 月1回・法話付きで → 光明寺(毎月第2水曜・小筆持参)

鎌倉の写経体験は、禅宗の聖地という土地の力が加わって、どこか他の場所とは違う重みがあります。ぜひ観光の合間に一度体験してみてください。

写経セット

体験前に自宅で試してみたい方へ

筆ペン+なぞり書き用紙のセットなら1,500円前後から始められます。お寺の体験前に一度書いておくと、当日もっと集中できます。

写経セットを楽天で見てみる →
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

奈良で育ち、母が毎朝仏壇の前で般若心経を唱えるのを聞きながら育ちました。子供の頃は習字教室に通い、筆は身近なものでしたが、写経を自分で始めたのは30代になってから。都内IT企業での激務と、眠れない夜が続いた頃、ふと筆を手に取ったのがきっかけです。

1枚書き終えた後の静けさが忘れられなくて、それから5年。写経は私の暮らしに欠かせないものになっています。

このサイトでは、写経を始めたい方に向けて、道具の選び方からお寺での体験まで、実体験をもとに丁寧にお伝えしています。「難しそう」と思っている方にこそ、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

目次